読書感想文

Add〜機械に捧ぐレクイエム

Add 機械に捧ぐレクイエム (角川スニーカー文庫)
最新の3巻じゃなくて、まだ2巻(>_<)
早く追いつきたい……。
↓ネタバレ
冒頭でいきなりアイリーンが二重人格になっててビックリ。
前巻の終わりって、そんなんだったっけ?
しかも前巻のアイリーンであるところのアイたんが、偽人格だから消滅するってどういうことさ!
この作品の読者はみんな、アイたんの無表情ゴスロリが目当てで買ってるのに!(たぶん)
天衣無縫な新人格、リンたんなんかいらないよ。いらない子だ〜。
とか思いながら読んでたら、最後にはきっちりリンが眠りについてアイが残った。
やられた。
こうなると逆に「リンたんなんていらない」とか思ってた事に、すごい罪悪感が。
ごめん、ごめんねリンたん。
安らかにお眠りください(^^)

余談だけど、このシリーズを読むと『ダブルクロス』をプレイしたくなるのは、私だけじゃないハズ……。

ルナティックムーンV

ルナティック・ムーン〈5〉 (電撃文庫)
積み消化その2。
けっこう好きだったこのシリーズもとうとう完結。
始めは椋本夏夜さんのイラストが好きで買い始めたんだけど、今では完全に内容の為に買ってる。
↓ネタバレ
とにかくシオンが死なないように、死なないように〜と願いつつ、最後までハラハラドキドキしながら読んだ。
で、良かった〜。シオン死ななくて。
終わってみればシオンが主役だったなぁ、この話。
シオンには絶対、幸せになって欲しい。
振り返ってみると、文章に一部クドくて読みにくい部分があったけど、ストーリー自体はおもしろかった。
次回作にも期待大。

かえってきた、ぺとぺとさん

かえってきた、ぺとぺとさん〈2〉まっくらやみのピィ (ファミ通文庫)
これは先週買ったばかりの新刊。
前巻がとんでもなくブルーなひき方で終わってたので、速攻で読んだ。
前巻はストレスばかりが溜まる内容だったけど、それも今巻できっちり解消。
今回は特にサブキャラ達が、それぞれにいい味を出していたのが好印象。
ジェレミー、関谷、橘、加藤といった野郎どもの存在が光ってた。
というか通巻4巻目にして初めてコイツラに存在価値が生まれた感じ。
でも、もう次巻からは君たち出張らなくていいからネ?(^^;

歌姫〜ロジエル

歌姫-ロジエル- 禁じられた歌 (コバルト文庫)
マリみてが大当たりしたコバルト文庫で、その客層をしっかりキープするべく発売されたと思われる百合系小説。
コバルト大賞で佳作を受賞した新人さんのデビュー作でもある。
で、これは世界設定にすごく魅力を感じたから読んでみたんだけど。
途中、何度か展開的に「?」と思うような箇所があり、これは失敗だったかも、と思ってしまった。
けれど、最後まで読むと「ああ、そうだったのか」と納得できる部分もあって、結果的にはなかなか楽しめたのかも。
解消されてない伏線がたくさん残っており、いかにも続き物っぽいので、これは作家さんの今後の成長も含めて次回に期待しようと思う。