対談集なのでちゃらちゃらっと読めるだろうと、息抜きをするくらいの気持ちで読んだんだけど、予想外に読み応えのある一冊だった。
昔の駄目な妖怪大百科とかについての馬鹿話から、最新の妖怪学や怪異学についてのアカデミックな話題、民俗学や柳田國男の周辺についてのトリビアちっくな会話などが非常に楽しめた。
もっとも、基本はインテリ同士の知識ひけらかし大会なので、そういうのが嫌な人には薦められない……けど、そんな人は最初からこの本を手に取らないか。
対談の中では多数の書籍が参考資料的に紹介されており、新たな本の購買意欲に火を付けられた。
またネットで買いあさろう。